「土方さーん!天人から回収したタイムマシンとかいうやつ弄って遊んでたら、妙な連中が現れましたぁー助けてくだせぇ(棒読み)」

「てめぇ、あれ触んな!って言っただろうが!てめぇの一生分の給料でも弁償出来ねぇんだぞ、コラ。天人様には土下座してお帰り頂け!!」

「土下座はてめぇがしやがれ、土方ァ!それがなんだか新選組の沖田ってやつと山崎ってやつなんでサァ」

「ぁああ”!?」























「説明しろ、コラ。どうしたら、新選組なんてわけのわからねぇ連中を呼びだせんだ、コラ、教えてくれよ、総悟君よぉ!!」

「いやぁ、おもしそうなボタン適当に押しまくってたら、作動しちゃいましてねぇ、こりゃあ副長の監督不行きでさぁ、責任取って辞めやがれ土方ぁ!」

「てめぇが言うな!!どうすんだ、この連中!帰れ、帰ってもらえ!!」

「それが出来たら、マヨラーなんかに相談しませんぜェ。やれやれそんなこともわからねぇとはこりゃやっぱあんたには引退して頂くしかなさそうだァ」

「って言いながら、バズーカ構えてんじゃねぇぇええええ!!!どさくさ紛れっつーか、最初からそれが目的だろ!見え見えなんだよ、てめぇは!!」

「あんたの墓はちゃんとマヨネーズの形にしてやりまさァ。あの世で卵と油を混ぜ合わせてな!」

「それちゃんとマヨリンのやつだろうな!?てめぇ自分で言ったことに責任取りやがれよ!つーか、打つな!!」








「ちょっと、それで僕らどうすればいいわけ?」

「あの、とりあえずお二人とも落ち着いて下さい・・・・」





「ねーねー、副長ー、いつまで遊んでるんですかー、帰って来いよ、このヤローってぇええええ誰このイケメンども!!超好みなんですけど、特に左の方!!

「こら、俺ァ、そんな初対面の男に涎垂らすようなふしだらな女に育てた覚えはこれっぽっちもねぇぜ」

「つーか、あんたに育てられた覚えは1ミクロンたりともないし。で、この人達は誰?総悟の友達?」

「まぁ平たく言やぁ、人類皆兄弟でさァ。まぁ人類だった場合に限りやすがね」

「うん?天人じゃなくない?人間でしょ!?人間だよね!?っていうかそうであってくれ、特に左の方!!」

ーーー!!てめぇ、ちゃっかり誑かされてんじゃねぇよ!!警戒もしねぇで近づいてんじゃねぇ!!」








「っていうかさ、君ら全然会話する気ないよね?殺していい?」

「落ち着いて下さい、沖田さん。せめてこの状況が理解できるまでは・・・」

「よくこの状況で落ち着いていられるよね、山崎君は。いきなり妙な光が走ったと思ったら、こんな訳の分からない場所の訳の分からない連中に囲まれてるんだよ?これで落ち着いていられる方がどうかしてるよ」

「しかし冷静に対処しないことには。どうやら彼らも戸惑っているようですし」

「君はあの人達のどの辺が戸惑ってると思うわけ?」

「・・・・・・失礼しました」









「山崎ィイイイ!山崎いるかーーー!!!」

「え!?あ、はい!?」

「あんたじゃありやせん。うちの山崎でさァ、一歩退く方の」

「一歩、引く?」

「山崎退。うちの地味な監察方兼俺の下僕で、ミントンが趣味なんでィ」

「なにその名前、縁起悪い。その人の親、どんだけ後ろ向きな人間なわけ」

「お、沖田さん、そんな失礼なことは・・・・」

「いやいや、構いませんぜ。そっちは進さんでしたかい?なんなら交換しやすか?そっち名前の方が縁起がよさそうでい」

「進ではなく、烝です」

「分かりやした、進君」

「わざとですね?」

「君も沖田なんだっけ?なんだか君、気が合いそうだね」

「総悟でいいですぜ。俺も同じことを考えていたところでさァ」

(・・・・・・・・・・・何故だ、悪寒が・・・・)

「で、そこの妙な動きしているのは誰なの、総悟君」

「ああ、ありゃうちの監察方のでぃ」

「へぇ。で、なんでそのさんはうちの山崎君に抱きついているわけ?」

「・・・・・・・・・・何やってんでぃ、

「私好みのイケメンをゲットしてる」

「あ、あの・・・さん?」









「山崎ィイイイ!山崎てめぇさっさときやがれ!!!」

「は、はい、副長、山崎ここに――――グフッ!!

「おせぇ、なにしてやがったぁああ!!!!」

「ミント・・・・いえ、ガバティを」

「どっちもかわんねぇんだよぉおおお!あの連中どうにかしやがれ!!」

「あの連中?・・・・・・―――――ちょっとなんですか、この状況!台詞だけじゃ分かんねぇよ!誰かナレーションを!ナレーションをぉおおお!!!」























 奇跡ってやつは時として悪魔と悪魔を引き合わせる













(総悟、元いた場所に御帰り頂け!!)

(それがタイムマシン壊れちまったみてぇで)

(直るのに一週間掛かるそうです、副長)

(よく分からないけど、君達の責任なんだからきっちり面倒見てくれるよね?)

(申し訳ありませんが、お世話になります)

(やったーーー!イケメンゲットーーーー!!)

(お前ぇはいつまでそいつにひっついてるつもりだ!!!!)